そこにはまだ
かつての僕が笑っていた
秋、そよぐ風
霧雨、水の音
夕焼け、泣き笑い
あの日を信じて止まなかった少年・少女
君という小宇宙の中
今も僕は眠り続ける
永遠に 永遠に
忘れられることのない
君は17歳
■あとがき■
2005年09月19日
2005年09月17日
君と蛍、あの夏
「汚れてしまったほうが、生きやすいよ」
そう言われたのは
一体いつだっただろう
解るのは、
まだ「汚れ」を知らない
夏の夜
河原の水は澄み
蛍の光が綺麗で
はしゃいでいた
「ここに蛍なんて、いるはずがないよ」
そう言われたのは
一体いつだっただろう
栄光を掴みたくて
ここまできたんだ
河原を流れる水は砂
蛍の光なんて
見付かりはしなかった
「今更戻っても、ここに居場所は無いよ」
そう言われたのは
ついさっき
蛍を探しに
ここまで戻ってきたんだ
河原の水は澄んでいて
蛍の光が綺麗で
眺めていた
あの頃とは違う
分かっていた
分かってしまった
汚れてしまったほうが、生きやすい
否、汚れてしまわないと、生きていけない
そう解っていた時から
変わってしまった
悔しかった
その場から逃げ出そうと
すっと立ち上がった
すると、足を滑らせて
川に落ちてしまった
顔を上げると蛍は
闇とエメラルドの
不思議な世界へ
僕を誘っていた
誰よりも優しい
何よりも温かい
君は清き光の使者
この闇をそっと照らせ
汚れを知らない君達は
今日も誰かに夢を見せる
汚れを知らない君達は
今日も誰かに愛される
そう言われたのは
一体いつだっただろう
解るのは、
まだ「汚れ」を知らない
夏の夜
河原の水は澄み
蛍の光が綺麗で
はしゃいでいた
「ここに蛍なんて、いるはずがないよ」
そう言われたのは
一体いつだっただろう
栄光を掴みたくて
ここまできたんだ
河原を流れる水は砂
蛍の光なんて
見付かりはしなかった
「今更戻っても、ここに居場所は無いよ」
そう言われたのは
ついさっき
蛍を探しに
ここまで戻ってきたんだ
河原の水は澄んでいて
蛍の光が綺麗で
眺めていた
あの頃とは違う
分かっていた
分かってしまった
汚れてしまったほうが、生きやすい
否、汚れてしまわないと、生きていけない
そう解っていた時から
変わってしまった
悔しかった
その場から逃げ出そうと
すっと立ち上がった
すると、足を滑らせて
川に落ちてしまった
顔を上げると蛍は
闇とエメラルドの
不思議な世界へ
僕を誘っていた
誰よりも優しい
何よりも温かい
君は清き光の使者
この闇をそっと照らせ
汚れを知らない君達は
今日も誰かに夢を見せる
汚れを知らない君達は
今日も誰かに愛される
2005年06月23日
朝盈夕虚
小さな空間なのに
大きな空間が
誰もいない
そのことには
安堵と不安、
時に寂しささえ感じる
浮かんでは消える
ちっぽけな存在に
悲しくて切なくて
朝を待てずに
夢へと逃げ出そう
何がみえるかい
夢は些細なことで
現実へ姿を変える
この夢もほんの束の間
手にすると
たちまち壊れてしまいそう
きっと夢ではなく現実に
闇に潜む夢
その夢を切り離すの
あの太陽は
おはよう
そう囁かれても
「夢はまだ夢のままだ」
そう願いたい
太陽がなければ
きっとこの夢は
僕の手の中から
逃げたりしないのに
今日も
あの太陽が奪っていった
束の間の夢を
その引き換えに
僕はまた
あの広い広い現実の波に
放されて行った
大きな空間が
誰もいない
そのことには
安堵と不安、
時に寂しささえ感じる
浮かんでは消える
ちっぽけな存在に
悲しくて切なくて
朝を待てずに
夢へと逃げ出そう
何がみえるかい
夢は些細なことで
現実へ姿を変える
この夢もほんの束の間
手にすると
たちまち壊れてしまいそう
きっと夢ではなく現実に
闇に潜む夢
その夢を切り離すの
あの太陽は
おはよう
そう囁かれても
「夢はまだ夢のままだ」
そう願いたい
太陽がなければ
きっとこの夢は
僕の手の中から
逃げたりしないのに
今日も
あの太陽が奪っていった
束の間の夢を
その引き換えに
僕はまた
あの広い広い現実の波に
放されて行った
No time
カチ… カチ… カチ… カチ…
止まったはずの時計が
音を立て始めた
カチ… カチ… カチ… カチ…
その時計は
誰の目にも留まらないところへ
カチ… カチ… カチ… カチ…
隠したのはずっと前
壊れる前に僕が止めた
カチ… カチ… カチ… カチ…
僕は恐かった
僕に時を刻まれることが
カチ… カチ… カチ… カチ…
僕が時を偽装する
それはたやすい事だろう
カチ… カチ… カチ… カチ…
時が僕を偽装する
それは僕を無意味なものへ
カチ… カチ… カチ… カチ…
時は僕を縛っても
飾らない時を刻んでいた
カチ… カチ… カチ… カチ…
僕が泣いても笑っても
飾らない時を
カチ… カチ… カチ… カチ…
1分1秒と休まず
乱すことなく時を
カチ… カチ… カチ… カチ…
カチ… カチ… カチ… …
時計は止まった
部屋に残ったのは…
残ったのは…
絶え間無く響く
この鼓動
トク… トク… トク… トク…
僕を刻む
たった一つのこの鼓動
トク… トク… トク… トク…
飾らない時を刻む
僕の鼓動
止まったはずの時計が
音を立て始めた
カチ… カチ… カチ… カチ…
その時計は
誰の目にも留まらないところへ
カチ… カチ… カチ… カチ…
隠したのはずっと前
壊れる前に僕が止めた
カチ… カチ… カチ… カチ…
僕は恐かった
僕に時を刻まれることが
カチ… カチ… カチ… カチ…
僕が時を偽装する
それはたやすい事だろう
カチ… カチ… カチ… カチ…
時が僕を偽装する
それは僕を無意味なものへ
カチ… カチ… カチ… カチ…
時は僕を縛っても
飾らない時を刻んでいた
カチ… カチ… カチ… カチ…
僕が泣いても笑っても
飾らない時を
カチ… カチ… カチ… カチ…
1分1秒と休まず
乱すことなく時を
カチ… カチ… カチ… カチ…
カチ… カチ… カチ… …
時計は止まった
部屋に残ったのは…
残ったのは…
絶え間無く響く
この鼓動
トク… トク… トク… トク…
僕を刻む
たった一つのこの鼓動
トク… トク… トク… トク…
飾らない時を刻む
僕の鼓動
2005年06月07日
DREAM or DREAM
夢の先にあるのは
優しい光?
それとも…?
夢の先を見れなくて
夢の先を見るのが恐くて
夢の前に立つ
今はまだ、夢の一歩手前
俺は問う
夢は僕らを照らすのか
僕らが夢を照らすのか
そして僕は問う
夢に光はあるのかと
夢はその問いに
答えようともしない
「挑発…?」
俺は勢いに任せ走った
夢という魔物が秘めた
まだ見ぬ力を
どうか、
この手でつかもうと
光も闇をも越える君の強さ
君の夢は、ほら、知らない間に、
君のその手の中に…
俺は我に返り、
そっと窓を見た
闇に刺す一線の光が
僕らを照らし出す
眩しくて綺麗で
暖かな日の光
暖かな……
…これがなの夢かもしれない。
【あとがき】
優しい光?
それとも…?
夢の先を見れなくて
夢の先を見るのが恐くて
夢の前に立つ
今はまだ、夢の一歩手前
俺は問う
夢は僕らを照らすのか
僕らが夢を照らすのか
そして僕は問う
夢に光はあるのかと
夢はその問いに
答えようともしない
「挑発…?」
俺は勢いに任せ走った
夢という魔物が秘めた
まだ見ぬ力を
どうか、
この手でつかもうと
光も闇をも越える君の強さ
君の夢は、ほら、知らない間に、
君のその手の中に…
俺は我に返り、
そっと窓を見た
闇に刺す一線の光が
僕らを照らし出す
眩しくて綺麗で
暖かな日の光
暖かな……
…これがなの夢かもしれない。
【あとがき】
2005年04月15日
Life Of Imitation
その言葉に
想い出の場所は浮かぶ
夢と希望が溢れていると
何一つ疑わなかった
浮かんでは消える
現在の僕の影
幼い僕にはどう映る
真実を持たない僕の影
その場所に
幼い僕が揺れている
夢と希望が溢れていると
何一つ疑わなかった
浮かんでは消える
現在の僕の影
飾らない僕を映し出す
真実が潜む僕の影
■あとがき■
想い出の場所は浮かぶ
夢と希望が溢れていると
何一つ疑わなかった
浮かんでは消える
現在の僕の影
幼い僕にはどう映る
真実を持たない僕の影
その場所に
幼い僕が揺れている
夢と希望が溢れていると
何一つ疑わなかった
浮かんでは消える
現在の僕の影
飾らない僕を映し出す
真実が潜む僕の影
■あとがき■
2005年04月14日
2005年04月10日
2005年04月08日
春を愛する人
桜並木を二人は歩いていた。
「桜、綺麗だね。」
「うん綺麗。桜が綺麗だから春は好きだ。」
他愛のない会話。
「…ひとつ聞いていい?」
彼は不意にそう、彼女に呟いた。
「ん、何?」
「もしかして、頼りない?俺って。」
彼女は一瞬驚いたようだった。
彼を見て、少し間をおいてこう答えた。
「そんなことないよ。」
彼は少し考え直したが、また彼女に聞く。
「だったら、どうしてそんなにも…俺の顔を伺うのだよ。」
「……え。」
「ほら、今だって。」
「…。」
桜が舞い散る中、二人の間に沈黙が流れた。
ふと彼女は口を開いて、こう言った。
彼女の中のもう一人の彼女が、彼女自身を許さないのだと。
「だから私は、自分を晒すのが怖いの。頼りないわけじゃないの。」
「…。」
彼は気付いていないのだろう。
彼女が彼の中に生んだ、もう一人の彼がいることを。
彼の中の彼が、彼女の中の彼女が許していないことを。
彼女もまた、そんな彼を知る由もない。
二人の間には、まだ雪が残っているようだ。
今日は小春日和。
この春が二人の雪を溶かしてはくれないだろうか。
春は、雪よりも、桜がお似合いだから。
■あとがき■
「桜、綺麗だね。」
「うん綺麗。桜が綺麗だから春は好きだ。」
他愛のない会話。
「…ひとつ聞いていい?」
彼は不意にそう、彼女に呟いた。
「ん、何?」
「もしかして、頼りない?俺って。」
彼女は一瞬驚いたようだった。
彼を見て、少し間をおいてこう答えた。
「そんなことないよ。」
彼は少し考え直したが、また彼女に聞く。
「だったら、どうしてそんなにも…俺の顔を伺うのだよ。」
「……え。」
「ほら、今だって。」
「…。」
桜が舞い散る中、二人の間に沈黙が流れた。
ふと彼女は口を開いて、こう言った。
彼女の中のもう一人の彼女が、彼女自身を許さないのだと。
「だから私は、自分を晒すのが怖いの。頼りないわけじゃないの。」
「…。」
彼は気付いていないのだろう。
彼女が彼の中に生んだ、もう一人の彼がいることを。
彼の中の彼が、彼女の中の彼女が許していないことを。
彼女もまた、そんな彼を知る由もない。
二人の間には、まだ雪が残っているようだ。
今日は小春日和。
この春が二人の雪を溶かしてはくれないだろうか。
春は、雪よりも、桜がお似合いだから。
■あとがき■
